Amazing Grace
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- 清水修吾(しみず・しゅうご) 長浜市在住。高校日本史教諭として長年勤務し、退職後は郷土史研究に専念。 北近江・南近江の中世史を中心に、地域史料の調査・整理・執筆活動を続けている。
善人なをもて往生をとぐ いはんや悪人をや (親鸞)・・・親鸞(1173-1262)と唯円(1222-1289)『歎異抄』は、親鸞の弟子である唯円が、親鸞の教えを記録した書です。そこには「悪人正機」という言葉そのものはありませんが、多くの人々が親鸞の思想の核心を読み取り、その教えを「悪人正機」と呼ぶようになりました。
私は人生に行き詰まり、自分自身を受け入れられなくなったとき、『歎異抄』を何度も読み返しました。そのたびに不思議と心が軽くなり、勇気を与えられたことを覚えています。
親鸞は、「善人でさえ救われるのだから、迷いや煩悩を抱えた私たちはなおさら阿弥陀仏に救われる」と説かれました。完璧な人間になることを求めるのではなく、弱さや迷いを抱えたままの自分を受け入れ、阿弥陀仏の慈悲に身を任せることの大切さを教えているのです。
私も毎朝、仏飯を供え、仏花を整え、夕方には正信偈を唱えて阿弥陀さまに感謝しています。一日を感謝で始め、感謝で終えることで、煩悩を抱えたままの自分を少しずつ受け入れられるようになりました。
祖父が明治時代に購入した仏壇の阿弥陀さまに、私は毎日手を合わせています。家族の幸せと健康、そして世の中の平和を願いながら、感謝の気持ちでお参りしています。年を重ねるにつれて仏さまへの信仰は深まり、阿弥陀さまに見守られているありがたさを感じながら日々を過ごしています。合掌
真理は寒梅のごとし、敢えて風雪を侵して開く (新島 襄)・・・書斎の壁には、若き日の大学卒業の記念として贈られた、校祖 新島襄の直筆漢詩 「真理似寒梅 敢侵風雪開」を 表装して書斎に静かに掛かっています。その言葉を見つめるたび、若き日の同志社での四年間が胸の奥からそっとよみがえります。写真は1966〜1970年の今出川キャンパスです。 クラーク記念館、同志社礼拝堂、六学部の赤レンガ校舎群が並び、御所から吹く風が夕暮れの道を静かに染めていたあの頃。 夢を追い、学問に向き合い、愛を育み、そして別れを経験した青春の甘酸っぱい季節――。時は人の営みを顧みず、ただ歴史の深みに吸い込まれるように過ぎ去ります。卒業して57年が過ぎ、キャンパスの風景は当時とはまるで別の表情を見せています。 ただ、青春の日々の面影だけは、今も静かに残っています。

在学時のキャンパス風景(ゼミのアルバムから)
◆当サイト制作について・・・ホームページは、これまでご厚情を賜った皆様へ「元気にしております」というささやかなご挨拶を兼ねて、WordPress にて整えております。既存の簡易ソフトではなく、長く読み継いでいただける器としてプロが愛用するツールを選びました。
制作にあたり、滋賀大学(彦根)の学食で講義を待つ学生さんに声をかけ、使い勝手を教えていただいたことがあります。昼食代をお渡ししながら、若い感性に触れたひとときは、今では静かな励ましとなりました。
その折、私自身も久しぶりにキャンパスを散策いたしました。かつて経済学部といえば男子学生ばかりで、どこか殺風景な印象がありましたが、今では女子学生が半数以上を占め、学内の景色は華やぎと柔らかな美しさに満ちていました。時の流れがもたらす変化に、思わず心を奪われたほどです。
若い世代の息づかいに触れながら、こうして新たに学び直すような気持ちでホームページを整えております。
滋賀県退職教職員互助会の会報誌(年2回発行・会員1万人)に、そっと私の名が載りました。静かな光がふと差したような、淡い心持ちでした。→ご覧ください
